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【実録】ブラック企業を辞めるときに起きること

先日堀江貴文さんが「ブラック企業?辞めればいいじゃん」と言って何か物議を醸してました。「辞められない人だっているんだよ!」という(おそらく)現ブラック企業構成員の方の熱い反論がなかなか香ばしかったです。

僕も最近では堀江さんと同じく「辞めりゃよくね?」派ではありますが、実際にブラック企業を辞めようとすると普通の会社では信じられないことが色々起きます。僕が経験してきた「ブラック企業を辞めるときに起きること」をご紹介しますね。辞めるときのご参考までに。

管理職が部屋の鍵を壊して侵入してくる


堀江さんが「辞められなかったら会社いかなきゃいいじゃん」と言ってました。甘いですね!

僕の前職は投資用マンションを扱う不動産屋で、まあ誰が見ても「ブラックですね^^」と判断する会社でした。ただ良いところもあるんです。福利厚生として、そこそこグレードの高いマンションに敷金礼金無し・家賃半額で入居できる制度がありました。自社管理物件なのでそういうことができます。僕がその会社に入った理由の一つもそれでした。「こんなに安く都心のマンションに住めるなら!」という不純な動機です。

ところが。

世の中に美味しい話というのはありません。ブラック企業なので「突然無断で出社しなくなる」という社員が現れます。だいたい2ヶ月に一人くらいですかね。無断欠勤する側はたぶん


「もう耐えられない!会社なんかいかない!」

「サボっちゃった…絶対怒られる…どうしよう…」


という意識の狭間でビクビクしてるわけですが、管理職である課長以上の人たちは手慣れたものです。数日間無断欠勤が続くと、いよいよ恐ろしい会話が主に社内の喫煙所でなされます。


課長「そういえば○○来てないね」

僕「無断欠勤ですかね」

課長「しかたないな、行くか」



「行くか」と聞いて「ああ部屋にいってチャイム鳴らして話聞いてあげるんだな」と思った人はホワイト体質です。ブラック企業はそんな甘く無いです。課長達が無断欠勤した奴の部屋に行く時に一緒に持っていくのは何か?


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正解はなんと、チェーンを切断する謎のバカでかい工具www



どうせチャイム鳴らしても、無駄欠勤するような奴は出てきません。課長たちは部屋に押しかけるとまず、合鍵で勝手に部屋を開けます。自社管理物件だから当然社内に合鍵があるんです。そして、もしチェーンロックをかけていた場合、一緒に持ってきた先ほどのチェーンカッターで強制的に切断。



頭おかしいだろ。



普通に考えたら不法行為に決まってます。が、「自社管理物件内に行方不明・安否不明の人間がいる場合」は大家代行の権限を使って強制的に入ってもいいという理屈らしいです。もう無茶苦茶や!

いずれにしても、そうやって強制的に部屋を出させられ、喫茶店みたいな所に連れて行かれ、詰められ、そして戻るように優しく説得されるわけです。この最後の「優しく説得される」というのがポイントです。ドメスティックバイオレンスなどでも見られますが、散々詰められたり恐怖政治敷かれた後に優しくされるとそこで「あれ…?この人達良い人かも?」と思ってしまうみたいなんですよね。

まあこのように巧みな手法を使われて無断欠勤した社員も戻ってきます。あげくにその社員はなぜか「助けてもらった」という意識になってしまうという社畜を超えた洗脳状態に突入するわけです。こうなるともう辞められません。洗脳が完成しているので、破壊されたチェーンロックの修理費はもちろん無断欠勤した社員の給与天引きw


「辞める」と申し出ると凄まじい恫喝、そして…


僕は自分の部屋におっさんが入ってくることは絶対に避けたかったので無断欠勤だけはしませんでした。そして入社して2年後、ついに精神的におかしくなりそうだったので退職を決意した次第です。オーソドックスに上司と面談を設定してもらい「辞めたいです」と伝えました。すると…


てめえふざけんじゃねえよ!!!!!!


誰が辞めるって??ああああ!!????


てめえ逃げるのかよ!!!!!


ぜってー辞めさせねーからな!!!!!




うるせえwwwww



とにかく恫喝です。人間こんなに大きい声が出せるのかってくらいでかい声で叫ばれました。驚きましたね。当然社内にいる他の社員にも聞こえます。とにかく上司がキレまくる、その場にあった灰皿を床に叩きつけるなど直接的な暴力以外のあらゆる恫喝をしてきます。これやられると正直かなり精神的にキます。

そしてひとしきり叫んだあと、登場するのがなぜか社長。「おう…どうしたんだ?」とさも今知ったかのように入ってきます。分かりやす過ぎwww

社長「どうしたんだよ」

僕「…」

上司「コイツ辞めるとか言い出してんすよ!!」

社長「おう…◯◯どうした?自信なくなったのか?」

僕「はい…もうやっていけません」

上司「やっていけねーとか弱音はいてんじゃねーよ!!!!」

社長「そんなに叫んだら萎縮するだろうが」

上司「すんません」



なんだこの芝居はw

社長「で、◯◯よお。俺はお前の実力を信じてるんだよ」

僕「…」

社長「今は調子悪いかもしれないが、どうだ?もう一回頑張ってみないか?」

僕「難しいと思います」

社長「まあ今はそう思うだろうな。ちょっと飯行くぞ。いいもん食わせてやる」



普段鬼のように怖い社長が突然優しくなり、勤務中にも関わらず突然うまい飯に連れてってくれます。先ほどの詰められた後の優しくされる図式とまったく同じですが、普段怖い人がいきなり優しくしてきて説得にあたるわけです。こうなるとまた洗脳が完了し、なぜか以前よりもやる気になってしまって会社を退職する、という選択肢が自然と消えてしまうわけです。恐ろしいですね!

ブラック企業を辞めるには、まず洗脳を解くことから始まる


他にも色々起きると思いますが、いずれにせよブラック企業には「恫喝→優しく説得」のサイクルによる洗脳というメソッドがあるので、構成員はなかなか辞めることができません。堀江さんと反論派の話が噛み合ってないのはその辺りにあるんじゃないかな、と思います。

本当にブラック企業を辞めたいと思ってる人は、まず「自分は洗脳されている」という認識をしたほうがいいと思います。

「他の会社じゃやっていけない…」

「お世話になったし…」

「僕がいないと会社が困るかもしれない…」

「3年は経験しないと…」



これらは全部ブラック企業の幹部が作った幻想です。あなたがいなくても会社は回ります。ブラック企業の経験なんてゴミなので3年もいたら大変なことになります。あなたがお世話になってる以上に幹部はあなたが在籍し続けることで美味しいもの食べてます。

その辺踏まえて「辞める」と言いましょう。そして上記のような恫喝がくるので「あーきたきた。これね」と思っておきます。真に受けると一気に洗脳が進むので気をつけてください。「何を言われようが絶対に辞める」という鉄の意志がないとブラック企業は辞められません。がんばってくださいね。

元ブラック企業社員オススメ

【本とかDVDとか】





ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [DVD]
小池徹平
アミューズソフトエンタテインメント
2010-04-23





【Kindle Unlimited】
ブラック企業に働いてると、情報がどんどん遮断されて完全に奴隷と化します。

せめてたくさんの本だけでも読んで情報感度を上げておきましょうね。




【amazon Fresh】
あと笑っちゃうほど奴隷化生活が続いててまともに買い物にいけないのもブラック企業構成員の特徴。

ごくわずかな休日もできるだけ自宅で寝ていたいはずです。

生鮮食品はAmazon Freshがガチ便利なのでオススメです。





僕からは以上です。
会社のために自分があるのではなく、自分のために会社を使いたいですね。