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生きやすくするためのエッセンス

俺のテンションはもう止まらない。寝台列車「サンライズ瀬戸」A寝台シングルデラックスに乗ることになったよ

 

 
よく年末に「(消化していない)有給休暇が消えてしまう」と嘆いている人を見かけるのだが、いつも「有給取ればいいのに…」と思って眺めている。有給休暇を取りにくい業界ならまだしも、僕が働いてるweb業界なんてほとんどが有給取るの楽勝なはずだ。というか楽勝であるべきだ。オペレーションの大半がシステム化されてるわけで代わりになる人なんていくらでもいるし、誰か1人仕事を休んだら止まるようなwebなんてそもそも無い。大丈夫。みんな勇気を出して休もうじゃないか。
 
というわけで僕は与えられた休暇を常に使いまくるストロングスタイルで会社員生活を送っている(もちろん出世の可能性は限りなく低い)のだが、ちょっとした転機が控えていることもあり、10月2週目にほんの少し長めの休暇を取ることにした。僕は2泊3日四国の旅に出る。そう、憧れの寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗って。
 
「サンライズ瀬戸」とは、東京駅を夜の22:00に出発し東海道線をひたすら走りつつ、朝7:27香川県高松に到着する寝台列車のことだ。客車内はホテル並みのラグジュアリー空間を揃えており、シャワールームもあるなどなかなかに贅沢な空間である。「起きたら目的地に到着してる」という利便性だけでなく、深夜の列車移動における郷愁はまさに大沢たかお的な、私をうどん県に連れてって的なロマンス満載の旅が約束されたようなものだ(たぶん)。
 
 
 
深夜、誰もいない駅に停車する旅客。そして静まり返ったなか聞こえてくるのは静かなモーター音のみ。そして、岡山を通過し日の出とともに瀬戸大橋を渡る景色。想像しただけで鼻血でそう。
 
 
 
 
ご存知の人も多いだろうが、いわゆる「ブルートレイン」と呼ばれる青い車体のノスタルジックな寝台列車はもう定期運行していない。思い起こせば小学校4年生の頃、家族で「寝台特急みずほ」に乗って山口まで向かったのは良い思い出だ。それから約20年後。僕は上野から青森に向かう「寝台特急あけぼの」に乗った。そして今回。もうあの頃のブルートレインこそ無いけれど、人生で複数回も寝台列車に乗る人はそんなに多くないだろう。幸せな人生である。
 
 
 
朝方に高松に到着した後の予定は何も決めてない。午前中はレンタカーを借りて有名なうどん店ハシゴかな。その後は何してもいい。徳島まで足を運んで徳島ラーメン食べまくるのも良いし、もしくは高知まで思い切って足を延ばすのもありかもしれない。イケハヤランドを怖いもの見たさで遠くからチラ見したい気もする。
 
どこかに宿泊した後は少し貯まってたマイルを使って東京まで飛行機で帰ってくる。そしてビッケブランカの赤坂ブリッツ公演を観に行く予定だ。10月第2週は仕事を一切忘れて楽しませていただこうと思う。そしてまた頑張って労働する。
 
クソみたいな人生だったのに、ただ生きていて気づいたらこんなことを楽しめるようになっていた。はっきり言って自分は運が良かったとしか思えない。いつか揺り戻しがくるかもしれないが、とりあえずそんなこと考えても仕方ないので楽しんできます。
 
 

 

旅の手帖 2017年 12月号 [雑誌]

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完全保存版 寝台列車トラベルガイド

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